映画「我不是药神 薬の神じゃない!」

●題名
我不是药神   薬の神じゃない!
Dying to Survive


●ジャンル
仕事・人生・病気


●中国語レベル
Netflix日本語字幕アリ
中国語レベル 中級~


●オススメ
★★★☆☆
実際にあった話を元に制作された映画


●監督
文牧野
若くてまだそんなに作品の多くない監督さん。
なかなか良い。


●放映日
2017年3月


主要キャスト

●徐峥(Xu Zheng) 役名:程勇
●1972年4月18日生まれ 上海出身
●役柄:情に厚いが、お金がない。


王传君(Wang Chuan Jun) 役名:吕受益
●1985年10月18日生まれ 上海出身
●役柄:白血病患者。お金がなく高度な医療が受けられない。


あらすじと感想

2014年に実際中国で起こったジェネリック薬品の密輸事件を元に作られた映画なんだとか。


主人公の程勇は上海でインドからの輸入健康食品(男性向けの滋養強壮剤とかとか)
を販売していた。

妻とも離婚し、一人息子の親権も取られず、そして自身の父親も病気で
お金が必要になっていた・・・・



そんな中、程勇と仲のいい近所のおっちゃんが、ある顧客(吕受益)を紹介する。



白血病である吕受益は何重にもマスクを重ねて素顔が見えないが笑

程勇にインドから白血病のジェネリック薬品を密輸して欲しいと持ち掛ける
正規の値段で売られているスイスの薬は高くて手が出せず、命を落としている病人も
いることを知った程勇は最初はただお金を稼ぎたい一心で密輸を決意する。


命からがらインドから密輸することに成功し、それを上海で販売していく。

当初は怪しい薬に誰も興味を示さなかったが、仲間を増やしていき、
どんどん販売を加速。
インドとも代理店契約を結び、順調に売り上げを上げていく。


しかしこれは密輸であり、長く続けられない事を悟った程勇はライバルである
会社の社長に代理店事業を譲り、この密輸事業から手を引くことを決意

その後は裁縫工場を立ち上げ、こちらでも成功し軌道に乗り始めた程勇。

そんな中、突然吕受益の奥さんが工場に現れる

程勇が密輸事業を譲った会社の社長が何倍も高い値段で薬を売り
みんながその薬を買えなくなり、吕受益も命が危ないという知らせを受けた。

そして、不幸にも高額な薬が買えず家族に迷惑がかかると知った吕受益は自殺してしまう。


この知らせを受けた程勇は再び、自分がインドに出向き事業を再スタートさせる。
そして値段は以前のものより安く設定(500元くらいだったかな?)
利益のことは考えず、純粋に人助けの為に薬を売り、たくさんの人を助けていた。

まぁだけどこれも違法なんですよね~

やはり警察に捕まってしまった程勇であったが彼の行動は、
・利益はなく、人助けのためにやっていた。
・何百人の人がこの薬によって救われた

ということが加味されて、通常の刑期より減刑された。

中国の映画にしては、少し一歩踏み込んだ内容だなと。
実際に起こった話を元にしている時点で、よく放映中止にならなかったなー
内容もコミカルで、笑いあり涙もありで、とても面白い映画。
実際に起こった事を元にした映画だと、誘拐事件の「亲爱的」も良かったなぁ。赵薇最高。

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